ずっと前から、灯りを消してろうそくと間接照明だけのやさしい空間が大好きで、日本にいる時はいつもお気に入りの音楽を聴きながらお酒を呑んでいたことを思い出した。蛍光灯では出せない、あのオレンジ色のゆったりとした時間の流れの中で感じるやさしい気持ちを思い出したくて。
でもオーストラリアのシェア生活ではできないしお気に入りのろうそくも見つからないし…。だったらいっそのこと作ってしまおうかということで作り方を調べてみた。
イメージは、自分の地元の浜松にアトリエを持っていらっしゃった自分の一番のお気に入りの「ちろりろうそく」。
基礎情報も何もないので、一からしっかりと調べました。
目次
ろうそくの種類
1. パラフィン(石蝋)ろうそく
2. 蜜蝋ろうそく
パラフィンろうそく
現在代表的なろうそくは石油パラフィンから作られているものがほとんど。そもそもパラフィンって何?って話しだけど、炭化水素化合物のことで、一言で言うと科学物質。石油から分離された白色半透明の固体で、炭素数16~40のメタン系炭化水素の混合物。融点はセ氏50~75度くらいで、水をはじく性質がある。
日本では奈良時代からろうそくが作られていると言われているが、パラフィンがろうそくの原料の主流になったのは、産業革命、石油化学工業が発達した18世紀後半以降。合わせて工業的大量生産が可能になった。厳密には蝋ではないが、「ろうそく」として最も普及している。
原料は、ろうそくを専門に販売しているBECKY CANDLEで購入することができる。
http://www.candles.jp/index.html
蜜蝋ろうそく
蜜蝋とはミツバチのお腹にある蝋分泌腺から出る分泌物。本来は透明だが、花粉の色素などが混ざることで黄色い色がつくので、色は黄土色っぽい黄色。蜜蜂はこのミツロウを使って巣を作る。そのミツバチの巣から蜂蜜をとった後に残るものに、熱と圧力を加えるか、あるいは湯で煮溶かしたりして採取される「ロウ(ワックス)」のこと。つまり自然環境で作られたもので、からだに害がなく蜜蝋を使ったハンドクリームなどの化粧品に使われたり、食用としても用いられている。
ろうそくの作り方
用意するもの
1) ろう(ろうそくでも原料でもどちらでもOK)
2) 型取りするためのもの(空瓶またはグラスなどで耐熱対応できるもの)
3) 糸
4)鍋 (大と小1つずつ)
5)クレヨン(色を付けるため)
STEP 1
まず最初に、大のなべに水を入れて煮る。この作業は湯煎をするために使う。
STEP 2
小さいなべに固形のろうを入れて、あらかじめ湯煎しておいた大のなべを使って湯煎してろうを溶かす。
ろうそくをなべに入れて直接火にかけると発火する恐れがあるので、必ず湯煎で溶かすこと。
STEP 3
あらかじめ細かく砕いたクレヨンを液体になったろうとまぜながら溶かす。
STEP 4
色の付いた液体のろうそくを、型取りするためのもの(空瓶またはグラスなどで耐熱対応できるもの)に注ぐ。注いだあとのなべは熱いうちにキッチンペーパで拭くと綺麗になります。
※高温なのでやけどに注意すること
STEP 5
常温で約1時間30分〜2時間程度で固まる。水につけておけば固める時間を短縮できる。
STEP 6
グラスであれば固まってしまえば完成。ろうだけにしたい場合は取り外せば完成。
本当は写真を載せたかったのですが、まだ実践していないため分かりにくくてすいません。思っている以上に簡単にオリジナルのろうそくが出来ることが分かったので、ゆっくりと素材を探しながら作ってみようと思います。
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